リストラとは、社員への戦力外通告です。それは地震のように突然、社員とその家族を激しく揺さぶります。リストラ宣告を受けた人は、次の3つのステップを経ると言われています。怒り→落ち込み→あきらめ。会社にとっての悩みは、「あきらめの悪い」社員です。そこで、会社は心理戦争を仕掛けてきます。会社はねばる社員に対して、精神的に追い込みをかけ、自発的な退職にもっていこうとします。その結果、社員がギブアップして「退職願」を提出すれば、会社の完全勝利となります。先の3つのステップにもあるように、リストラに遭うと精神的にへたり込んでしまう人がほとんどです。ことに仕事一筋で突っ走ってきた人ほど、崩れやすい傾向があります。自分は「使い捨て」だったのかと感じたり、不必要に自分を責めたりします。これでは、闘う前に勝負はついています。転職に関してはリクルートエージェントのホームページで詳しく説明されています。リストラを仕掛けられた社員にとって重要なことは、「精神のコントロール」です。そうはいっても突然、タフな精神を持った人に変身できるはずもありません。即効性がある精神の補強法は、2つしかないでしょう。その1は、問題をひとりで抱え込まず、配偶者、弁護士、労組などに積極的に相談することです。ことに配偶者には最初から真実を伝え、御家の一大事にどう対処するか、一緒に悩むべきです。その2は、理論武装です。たとえば、自分は法的にどのような状況に置かれているのか、それを知るだけでも冷静になれます。