「ネズミは人間にかなり近い食事のできる動物で、加熱したものを食べても生きていけるけれども、生がゼロになるとそういう異常が起きるんだ」「では望ましい生の比率はどのくらいなの?」「これもまた体がどのくらいの比率に長く適応してきたか、という問題になるのだが、ルドルフ・バレンタインというアメリカの医師が、伝統的な食事の守られている世界のいくつかの国と地域の食事を分析して、そこに共通するパターンを見出している。食事を穀類、野菜、豆、生、ビタミンB12をふくんだ食品の5つに分類すると、みな93ページの図のようになったんだ。円の大きさは重量ではなくカロリーを示している。ビタミンB12は動物性食品にしかふくまれていないので、肉や魚や乳製品などを意味しているけれども、この図を見るとほんのわずかしか食べてこなかったことがわかる。日本の伝統食では魚をかなり食べているので、この図よりもB12と生の円がもう少し大きくなると思うけれどね」