お肉といえば、肉類をあまりとらないで長生きしている方に双子姉妹のきんさんぎんさんがいます(きんさんは平成十二年一月二三日、一〇七歳で亡くなられました)。お二人は、穀類と魚介類中心の食事でも長生きできることを証明してくれているといえるでしょう。昔からの日本人の食事スタイルである穀物や豆類や魚介類中心の食事は、しっかり噛んで味わうものばかりです。この日本型食生活を送ってこられた方たちこそが、日本を世界一の長寿国にしかともいえるのです。七〇歳を過ぎても、若いときと同じようにいろんな種類の食物をまんべんなく食べることは大切です。しかし残念なことに、現在の日本人のお口事情を考えますと、七〇歳以上のすべての人に肉食を奨励するのはむずかしいのです。それは、お肉を噛みくだく歯がほとんど残っていないのですから。若いうちから歯を大切にし、いつまでもしっかり噛める歯をたくさん残したいものです。