肉体的な条件さえ整えば、結婚してもかまわないというわけではない。結婚を単に肉体的な条件だけで考えるような野蛮な考え方には。私は反対である。結婚には性交渉はつきものだが、かといって結婚の目的は性交渉だけにあるのではない。それよりも、もっと大切にしたいのは精神的な結びつきのほうだ。たしかに、法律では女性は16歳から、男性は18歳から結婚できることになっている。これは、肉体的なあるいは社会的な条件であって精神的な条件ではない。ことにティーンエイジャー同士の結婚が破局を迎えやすいことを考えれば、あまり早すぎる結婚は避けたほうが無難である。よく、「子どものような親が子どもを生んでしまった」といわれることがあるが、肉体的には大人でも、精神的にはまだ未成熟な子ども同士が結婚することは、さまざまな危険性に満ちている。