ダイエット中は生活のエネルギー源として、何を使っているのかというと、糖質ではなく、タンパク質なんです。タンパク質が燃焼されていくと、筋肉量が減っていきます。そうすると、筋肉は脂肪より重たいので、体重はダウンしやすい。だけど実際には、やつれているだけなんですよ。いろいろな栄養素が摂れないから、感染症にもなりやすくなるし、肌も荒れてくるし、顔色も悪くなるだろうし、髪の毛も抜けるだろうし……、そういう悪影響は必ず出てきます。
人間には、最低限これだけの栄養素を摂っていないと、いろんな障害が起きるラインというのが決まっているんです。だから、それは最低限守ってほしい。栄養素については『ちょっとした心がけで「太る食環境」は変えられる』のところで、詳しく取り上げているので参考にしてください。さらに、筋肉がなくなるということは基礎代謝量が下がるということです。これでは太りやすい体質に近づいていることになる。こうしたダイエットをした場合には、リバウンドしてしまいます。こんな偏った食事を、ずっと続けていくことはできないでしょう。いつか普通の食事に戻したときに、体の吸収率が高まるので、以前よりも体重が増えやすくなる、つまり、リバウンドするということです。