ネイティブ・スピーカーというのは誤解を招く

2011-07-29

ネイティブ・スピーカーというのは誤解を招く。たとえばアメリカやイギリスには英語をよくしゃべれない人が多数いる。米英を合わせても、英語を使う人口は四億人に達しない。インドでは二億人のうち、英語を上手に話すのは六%でも、何とか使えるという人は半分以上にのぼる。その人数を数えるだけで、母国語英語の人口より多くなる。世界の多くの人にとって、英語は二番目か三番目の言葉である。たとえば、インドネシアのジョグジャカルタに生まれたとしよう。幼時に使われるのはジャワ語である。小学校に入ってはじめて、いわゆるインドネシア語、バハサ・インドネシア語という人造国語を習う。さらに中学校に進学すると英語を学ぶことになる。