もしあきらめてしまったら、そこで終わりだ。どんなに可能性がないと思っても、入試では絶対にあきらめてはいけない。本番のいかなる状況にも対応できるよう、リハの段階で自分のテンションをコントロールする方法を身につけておこう。また、本番で使うのとまったく同じ文房具を使って、使い心地や性能をチェックしておこう。鉛筆が折れたりしないか、消しゴムはよく消えるか、など。当日持っていく以外のものは使わないこと。そうすることによって、これも持っていったほうがいいというものが出てくるかもしれないし、本番で困らなくてすむ。リハのときは、本番で使うことを禁じられているものは当然、使ってはいけない。耳栓などがそうだ。リハをする場所より試験会場のほうが静かに決まっている、などと思ってはいけない。隣の人が風邪を引いていて、始終鼻をかんでいるかもしれないし、貧乏ゆすりをするかもしれない。リハの段階で、あまりにも自分にとって都合のいい完璧な状況を作り出すと、本番で不利な状況になったとき対応できなくなる恐れもある。このリハーサルは、最低五回はやってほしい。それだけやれば、一回ぐらいは何か問題が起こるだろうから、本番でこれが起こらなくてよかった、と思ってその対策を練っておこう。