大手のメガネチェーンも、「ゾフ」の出現に刺激を受け、続々と同様の業態開発に踏み切った。もともと国内で販売されているレンズやフレームはすでにほとんど海外生産品だったが、これまで業界は海外ブランドのブランドカに頼り、「医療器具としてのメガネ」を強調して、価格競争を避けてきた。そのほうが業界にとって都合が良かったからだが、新しい手法を掲げた「ゾフ」の登場で、従来の仕組みに安住できなくなったわけだ。もっとも、「メガネはファッション」という意識が強まれば、衣料品のように人気のサイクルは短くなる。となると、トレンドを読み取る力がさらに重要になる。「メガネのユニクロ」が新鮮味を帯びている時期を過ぎたとき、SPAとしての真の実力が発揮されるであろう。