新聞紙は、紙の総生産量を三〇〇〇万トンとすれば三六〇万トンだ。あまり気づかないが、新聞紙もかなり軽量化してきた。新聞紙には強度が命になる。とりわけ、輪転機の進化により、高遠印刷に耐える強度が絶対条件だ。販売店が折り込む広告やチラシを回収し、それも勘定に入れるから、広告もチラシも、新聞紙に再生するとき邪魔にならない品質のものが選ばれるようになってきた。つまり、粘土や炭酸カルシウムなど無機物の粉をたくさん塗りこんだ紙は使わない。回収率が一〇〇%以上なら、新聞紙の古紙利用率は一〇〇%かと思うが違う。それは紙一〇〇%の紙だと強皮が縮図できないためで、古紙に四%あたりがだいたい限界だという。預かった新聞古紙は、板紙にしてダンボールなどに使う。リサイクルは最初の製品に戻る道(水リサイクルという)が理想だとはいえ、紙は使うたびに繊維の強皮が落ちてしまう。だから、やむなく、高い性能をあまり要求しない形のリサイクル(カスケードリサイクルという)が行われる。