紙パックのリサイクルは、山梨県大月市の「たんぽぽ」という女性グループの活動で一九八四年から始まりました。パートナーになったのは、紙パックのリサイクルシステムを開発した静岡県の丸富製紙です。紙パックは、上質の板紙の両面を、薄いプラスチックでコーティングしています。この企業は、石油ショックのときのトイレットペーパー不足に対応するために、霞要が増え始めていた紙パックの、製造時に発生する不良品からこのプラスチックコーティングをはく離する技術を開発しました。回収したパルプはトイレットペーパーに、プラスチックは燃料にするシステムです。「たんぽぽ」と丸富製紙との信頼関係から、消費者と企業のパートナーシップという新しいスタイルの市民活動が始まり、またたく問に全国に普及していきました。